盂蘭盆会法要
丸山観音寺では毎年8月10日に盂蘭盆会(お盆)先祖供養法要を行います。
本年も無事に檀信徒各家のご先祖様をお迎えすることが出来ました。

仏飯に施餓鬼旗を焼香の際にお立て頂きました
各家の卒塔婆を丁寧に一基一基お読上げし、ご供養いたしました。
当日は豪雨でしたが、多くの方にご参列頂き、各家のご先祖様、亡きご家族も「迎えに来てくれてありがとうね!」とお喜びの事でしょう。
玄関を開けたら土砂降りで、また日常の忙しさも御座いますが、ご供養の為の一手間、その一歩が大変尊い事であります。

堂内に卒塔婆を丁寧に建立し法味(お経)を言上
今回も法要後の講話は、カフェ等でお説法を注文できる「説法メニュー」が話題でメディアにも注目される小倉南 浄泉寺の渡邊上人にご登壇頂きました。
「日頃から相手の立場に立って考えてみることの大切さ」がお話の中に出てきましたが、これはご先祖様、亡きご家族にも当てはまります。
精霊の立場に立って考えてみますと、家族が自身の為に供養の志を向けてくれている様子、わざわざ雨の中お寺まで脚を運んでくれた様子を見ると、本当に嬉しい気持ちになります。その一手間に心が宿っているのです。
近年では、故人の意向とは言え、海上散骨や、葬儀社に御遺骨を全て引き取ってもらい、後に手間を残さない手段を選択される方も見受けられます。
しかし供養の本質とは「今、私たちがしてあげられる精一杯のことを施す」ことです。決して理由を付けて楽をすることではありません。

お盆の特別講話
これから、お盆本番を迎えますがお盆の連休はまずは、ご先祖様、亡きご家族に感謝をして、それから休暇を楽しんでいただけましたら、より尊いことであります。合掌